シリーズBラウンド資金調達実施についてのお知らせ
オリヅルセラピューティクス株式会社(以下「当社」)は、この度、シリーズBラウンドの第三者割当増資により総額約33億円の資金調達を実施いたしました。今回を含む第三者割当増資による調達総額は累計95億円を超え、また、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)プログラム採択による補助金等を含むと、会社創設以来の累計総資金調達は100億円を超えました。
今回の資金調達により、当社が独自に開発を進めているiPS細胞由来心筋細胞およびiPS細胞由来膵島細胞を用いた画期的な再生医療等製品の臨床開発・製造を加速化してまいります。また、iPS細胞関連技術の利活用による創薬研究支援と再生医療研究基盤の整備を引き続き推進し、iPS細胞技術の社会実装を展開してまいります。
今回のシリーズBに参加頂きました第三者割当先は以下の通りです;
日本グロースキャピタル投資法人(東京、日本)、京都大学イノベーションキャピタル株式会社(京都、日本)、武田薬品工業株式会社(大阪、日本)、株式会社三菱UFJ銀行(東京、日本)、SMBCベンチャーキャピタル株式会社(東京、日本)、JDRF T1D Fund, LLC.(ボストン、米国)
当社代表取締役兼CEO 野中健史のコメント
「先ず、私たちオリヅルセラピューティクスが掲げるビジョン、そしてiPS細胞技術に基づく新たな再生医療を患者様に届ける使命と目的をご理解頂き、今回の投資に参加頂きました皆様に心より感謝申し上げます。今回のシリーズBラウンドにおいては、設立後3年間の実績も評価頂けたこと大変嬉しく感じました。同時にiPS細胞技術社会実装への期待の高さが、当社設立以来変わらぬことも強く実感しました。改めて、当社の社会に対する責務を再認識し、当社の使命である「患者様に画期的な再生医療等製品を届ける」、に全社員一丸となって邁進してまいります。」
オリヅルセラピューティクス株式会社について
https://orizuru-therapeutics.com/
2021年4月に設立されたオリヅルセラピューティクス株式会社は、「科学の無限の力で世界により良い健康への希望をもたらす」というビジョンを掲げ、患者さんに細胞医療を届けるために以下の事業内容を通じて、再生医療等製品および革新的なiPS細胞関連技術の社会実装を推進します。
事業内容 | 1. 細胞移植による再生医療等製品の開発 |
2. iPS細胞関連技術を利活用した、創薬研究支援および再生医療研究基盤整備 | |
名称 | オリヅルセラピューティクス株式会社 |
英文名称 | Orizuru Therapeutics, Inc. |
創業日 | 2021年4月9日 |
所在地 | 本店: 京都市左京区吉田本町36番地1 |
事業所:神奈川県藤沢市村岡東2-26-1湘南ヘルスイノベーションパーク内 | |
代表取締役 | 野中健史 (Kenji Nonaka) |
当社開発品について
OZTx-410は、低分子化合物を用いた当社独自の方法で製造されたiPS細胞由来の膵島細胞製品です。安全かつ高純度な膵内分泌細胞凝集体で構成されるOZTx-410は、グルコース負荷や低血糖に応答した生理的なインスリン分泌能を発揮することが期待されます。当社が開発したOZTx-410の長期的生着および膵島構造の再現を可能にする移植法を用いて、重症1型糖尿病患者様の血糖値の正常化やクオリティ・オブ・ライフの向上を目指して臨床試験を開始する予定です。
OZTx-556は、低分子化合物を用いた当社独自の方法で製造されたiPS細胞由来の心筋細胞製品です。心臓への高い生着能を有し、かつ高い純度で安全性のある心筋細胞であるOZTx-556は、病気の進行に伴い失われた心筋細胞を補充し、再筋肉化を促進すると期待されます。これまで治療が難しいとされてきた重症心不全患者様の心機能回復、身体機能の向上、生命予後の改善を目指し、臨床試験を開始する予定です。
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【本件に関する問い合わせ先】
オリヅルセラピューティクス株式会社 広報担当
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